はなまの雑食日記

はなま(@hanama_chem)が雑食したものについてのブログです

ウイスキーはいいぞ

本記事は、Kyoto University Advent Calendar 2019の5日目の記事です。 

adventar.org

4日目の記事は箪笥さんの俳句は実はすぐそこにあるでした。俳句って自分ではあんまり書かないな〜って思っていたのですが、韻文ならではの世界観の広がりのようなものを感じてとても風流な気持ちを味わうことができました。

僕はウイスキーの良さをPRしようと思います。

自己紹介

初めましての方もいらっしゃると思うので軽く自己紹介から始めます。 京都大学理学部の3回生で化学系に所属しています。空きコマや休日を利用してプログラミングをよくしています。

今のところ学部を卒業したらIT系のエンジニアとして就職する予定で、ただいま絶賛就活中です。この会社いいよ!!みたいなものがあればぜひ教えてください。(突然の宣伝)   ウイスキーとの出会いは約一年前、友人がウイスキーにハマったらしく、その付き添いでバーに行ってウイスキーを飲んだ時です。こんなに奥深くて個性豊かなお酒があるんだなと驚き、魅力に取り憑かれてしまいました。

はじめに

突然ですが、ウイスキーってどんなイメージですか? 度数と値段が高いお酒?罰ゲームで飲まされて悪酔いした?あんまり美味しくなかった?

正直、大学生の相当数の人が持つウイスキーへの印象はマイナスのものである気がしています。お酒への印象は初めて飲んだものに大きく左右されると言います。初めて飲んだ赤ワインがとっても渋いものだったらその人の中でワインは渋くてまずいものだとなるし、初めて焼酎を飲んだときに飲みすぎて気分を悪くしてしまったら焼酎は強くて気分が悪くなるものになってしまいます。これは人間の性質で仕方のないことですが、その初体験によって、世にある美味しいお酒との出会いの機会を失ってしまうのはとても悲しいことだと僕は思います。

ウイスキーだけでなく、ワインも日本酒も焼酎も好きなのですが、今回はウイスキーに絞って記事を書き、マイナスイメージを持っている人にも美味しいものを飲んでみようかなと思ってもらえると嬉しいです。

ウイスキーにも色々ある

一口にウイスキーと言っても、原料から製法まで多種多様なものがあります。ウイスキーの定義は簡単に言うと穀物から作られた蒸留酒で、木の樽で熟成させたものというだけです。

有名なウイスキーにスコッチウイスキーとバーボンウイスキーがあります。名前くらいは聞いたことがある人も多いと思います。

スコッチは大麦麦芽を原料として、単式蒸留という方法で蒸留されたモルトウイスキーと呼ばれるものが多く、バーボンはとうもろこしや小麦を原料にして連続式蒸留という方法で蒸留されています。前者ではジョニーウォーカー、後者ではジムビームなどはコンビニにも置いてあり、見たことのある人が多いと思います。

ウイスキーは世界中で作られており、その土地の風土と水、製法によって一口にウイスキーと言ってまとめて良いのかと思うほどに個性豊かなものがたくさん生産されています。

ちなみに僕はスコッチウイスキーが特に好きです。

おすすめ5銘柄

知識のようなものはこれくらいにして、僕が飲んできた中で心に残っているウイスキーを5種類紹介したいと思います。

1. ザ・グレンリベット

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ザ・グレンリベットは初のイギリス政府公認のウイスキーであり、シングルモルトウイスキーの原点とも呼ばれるウイスキーです。スコッチを代表するウイスキーと呼ばれるだけあって、非常に飲みやすいウイスキーで、初めて飲む人にもおすすめの一本です。僕もこれを飲んで、以前飲んだことのある安いウイスキーとの差に衝撃を受け、ハマってしまいました。フルーティーでマイルドな飲み口が特徴のウイスキーです。

2. ラフロイグ

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ラフロイグはスコッチの中でも特にクセの強いウイスキーを生産するアイラ島という島で作られているウイスキーの中の1つです。アイラ島ウイスキーはピートと呼ばれる泥炭を麦芽に十分焚き込んでいるのが特徴であり、スモーキーな感じとヨード臭と呼ばれる薬品っぽい風味があります。島の海岸部で作られているため、潮風を感じることもできます。アイラ島には8つの有名な蒸留所があるのですが、ラフロイグはその中でもさらにクセの強い部類であり、好き嫌いがはっきりするウイスキーだと思います。しかし、一度ハマってしまうとその香りと味の虜になってしまうことは間違いないと言えます。ラフロイグ21年はクセの強さと円熟したまろやかさが両立されてとても美味しかったです。(めちゃくちゃ高いです)手を出しやすい「10年」もクセの強さが鮮明に感じられてアイラの王様と呼ばれるこのウイスキーの素晴らしさを感じることができると思います。

3. タリスカー

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タリスカースコットランドのスカイ島で作られているウイスキーです。すべての要素のバランスがよく、スモーキーさと潮の香り、後味にペッパーのスパイシーさがあることが特徴のウイスキーです。僕もバーに行くと大抵飲むウイスキーで、ハイボールにした後、粗挽きの黒胡椒をひとつまみ振りかけた飲み方が非常におすすめです。潮の香りと粗挽き胡椒の香りのハーモニーをぜひ味わっていただきたいです。静かで落ち着いた海から荒れた嵐の海の印象まで味わえる大好きなウイスキーです。

4. デュワーズ12年

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デュワーズはホワイトラベルが有名ですね、居酒屋にもあるし、コンビニにも置いてあることが多いです。12年は少し印象が違っていて、洗練された味でした。12年を飲んだ時はホワイトラベル、12年、18年、25年の4種類を飲んだのですが、その中で僕が一番好きだったのが12年です。12年はホワイトラベルより圧倒的に質が良いのにそこまで高くなく、飲みやすいウイスキーなので一本、家にあっても良いのかなと思えるようなウイスキーでした。

5. イチローモルト ワインウッドリザーブ

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上の4種類はいずれもスコッチウイスキーですが、最後の一本は日本のウイスキーです。イチローモルトは発売即完売を繰り返す、世界的に人気の高いウイスキーです。その中でもこのワインウッドリザーブウイスキー熟成の最終段階でワインが入っていた樽に入れて後熟させたもので、飲み口は柔らかく、飲みやすいウイスキーで、飲み込んだ後に鮮烈なワインの香りが鼻に抜けるようなものでした。液の色も心なしか赤みがかっており、特徴的で美味しいウイスキーでした。何度も飲みたい味ではありましたが、イチローモルト自体が常に品薄で常にプレ値で取引されているのでバーとかで頼むときには注意したほうが良いかもしれません。

最後に

ここまでウイスキーの紹介をしてきましたが、最後に1つ、エッセイを紹介します。

村上春樹さんが書いた『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』です。 先ほど紹介したラフロイグの作られたアイラ島への旅行の様子を綴ったエッセイで、ウイスキーの良さと村上春樹さんの文才がこれでもかと発揮されたエッセイです。ページ数も少なく、刊行年も古いのでブックオフとかで安く買えると思います。これを読むだけでウイスキー初心者でも僕の稚拙な文では表しきれないウイスキーの魅力と素晴らしさを感じることができると思います。

最後になりますが、もし興味を持った方がいたらぜひ一緒に飲みに行きましょう!!